ブランドサイトとは?制作する目的やサイトの役割を詳しく解説!
2021/01/28
ブランドサイトとは、企業が差別化の確立のためにブランド露出度を増やし、意図したブランドイメージを浸透させる為に存在します。
ECサイトのように、直接商品を販売するわけではなく、ブランドにアイデンティティを与え、そのブランドの商品を、なぜ消費者が購入すべきなのか、動機を与えるなど、購入の後押しをするためのサイトといえるでしょう。
この記事ではブランドサイトの押さえておきたいベネフィットについて解説致します。
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ブランドサイトとは?
ブランドサイトはブランディングサイトとも呼ばれています。
ブランディングとは、「企業におけるブランドの作成・育成」というブランド構築に寄与する施策を指し、ブランドサイトの構築はブランディング活動の一環と言えます。
ブランドサイトのことを理解するためにも、まずはブランディングの考え方や注目すべき3つのベネフィットについて抑えておきましょう。
ベネフィットとは消費者が得られる恩恵や体験の変化を意味します。
ブランディングで注目すべきベネフィットは下記の3つです。
- 機能ベネフィット
商品自体の価値や性能、利便性による恩恵や利益 - 情緒ベネフィット
消費者が感情を左右されること、美味しいや嬉しい、または感動などの体験を得られる恩恵や利益 - 自己表現ベネフィット
商品やサービスを持っていること、利用していることが自分自身を表現することにつながる恩恵や利益
企業や組織は、ブランディングを通じて消費者にこのようなベネフィットを提供する必要があります。
そのうえで、商品の購入やサービスの利用につなげ利益を得るのが、最終的な着地点になります。
これにより、ブランディングに寄与するブランドサイトではこれらのベネフィットをどのように表現するかが重要と言えるでしょう。
ブランドサイトを制作する目的
現在Web上に存在するブランドサイトには、明確な目的を持たないものが数多く存在します。
ブランドサイトは、単に広告の延長として、製品や商品の詳細やデザインコンテンツを通じてブランドイメージを表現するだけでは、具体的な課題に応えることは困難です。
ブランドサイトの目的は、ブランドからの購入に至るまでにユーザーが体験すべき行動を効率的に実現することです。
しかし、ブランドにはそれぞれ個別のマーケティング課題が存在し、優先すべきブランドアクションも異なるため、全てのブランドに網羅する成功法は存在しません。
ブランドサイトはブランドが抱える個別の課題の解決に向けて緻密に設計されるべきであるため、ブランドの課題が明確でなければ役割を持つことはできません。
ブランド担当者がブランドサイトのKPIに悩む理由はここにあります。
多くのブランドサイトは設計時にその役割が明確に設計されておらず、具体的な目標を持っていないケースが多くあります。
ブランドサイトを設計する際はその成果の測定と改善を可能にするために、達成すべきブランドアクションと数値目標を定義する必要があります。
ブランドサイトとコーポレートサイトの違い
ブランディングサイトと聞くと、コーポレートサイトと同一と考え易いかもしれませんが、両者は目的もターゲットも、そして掲載するべきコンテンツも大きく異なります。
<コーポレートサイト>
コーポレートサイトとは端的に言うと「どのような企業か」を伝えるためのサイトです。
「企業理念」や「業務内容」のほか、「所在地」や役員名などの「会社概要」「IR情報」「採用情報」などが掲載されています。
基本的には商品やサービスのアナウンスではなく、公式な企業そのものの紹介や周知を目的として開設されます。
<ブランディングサイト>
商品やサービスの認知・体験を通してユーザーのロイヤリティ獲得を目的としたサイトの総称です。
一般的に重点をおいているのは、商品やサービスの詳細な説明よりも、ビジュアルを多用しブランドの空気感をユーザーに伝達することです。
上記のようにコーポレートサイトとブランディングサイトは大きく異なるものですが、実際はコーポレートサイトのコンテンツのひとつとしてブランディングページを制作し、情報を掲載しているサイトも少なからず存在します。
またそれとは逆に、ブランディングサイトの中にコーポレート情報を掲載しているサイトもあります。
ブランドサイトが担う役割とは?
そもそも、ブランディングサイトはどのような役割を持っているのでしょうか。
商品やサービスの内容、また業態などによってさまざまなものが考えられますが、ここでは代表的なブランディングサイトの役割を紹介致します。
商品やサービスへのロイヤリティ獲得
ブランディングサイトの最も大きな役割は、消費者のロイヤリティを獲得することです。
サイトを通じて商品やサービスを体験しポジティブな印象を持ってもらう事で、ブランドを構築するうえで大きなアドバンテージを築くことができます。
ブランドの認知
情報拡散力の強いWEBサイトでは、ブランドそのものの認知が最も重要な役割のひとつです。
「こんな商品がほしい」といったニーズがあっても商品の特定には至っていないユーザーの検索流入を狙い、ブランドを認知させることができれば、商品やサービスの購入につながる可能性があります。
サイト内のハブとしての役割
検索流入を狙うにせよ、指名買いのユーザーを狙うにせよ、ランディングページになりやすいブランディングサイトは、商品やサービスの詳細ページや企業内の他のページへのドアノックとしても機能します。
ブランドイメージの構築も重要ですが、自社サイト内のハブとしての役割を持っていることを認識し、他商品やコーポレートページへのリンクもしっかりと設置しておきましょう。
ブランドの体験と適切性
ブランドが提供するベネフィットを認知していても適切性を感じないユーザーには、ベネフィットを自分ごと化できるペルソナの設定をする必要があります。
手法によってKPIは異なりますが、条件に応じて適切な商品を推薦する診断コンテンツは効果的です。
ブランドサイトの役割は時代ともに変化している
かつては商品認知や理解、購入の大きな役割を占めていたブランドサイトですが、ここ近年、ソーシャルメディアの台頭により、消費者による情報収集の形が変動してきています。
商品や価格帯も違えば、ターゲットも異なりますので、それぞれのサイトが持つ役割も変わってきます。
例えば、コスメ等は口コミサイトやソーシャルメディアで評判を調べてから、ブランドサイトにたどり着く人が多く、商品情報を確認する目的がほとんどです。
今は、TwitterやInstagramで検索し、実際に使っている人たちのコメントを見て即購入する、という形に変わってきています。
かつて、商品を訴求するツールだったブランドサイトは、もはや「最後の確認」程度の使われ方しかされていません。
また、ここ数年でデジタルマーケティングの施策は目まぐるしく変わっています。
デジタルマーケティングの部分をアウトソースするにあたり、
「自分たちでノウハウを持っている必要はない」と割り切る企業もいれば、「社内にも詳しい人間が必要だ」とトレンドを追うケースもあります。
ブランドサイト、ページデザイン作成に係る参考数値
どんなホームぺージのページデザインの制作で重要の1つとなるのが、文字周りのデザイン。ここを手を抜いてしまうと、いくら魅力的な記事でも、ユーザーにしっかり読んでもらって価値を提供することができません。
そこで今回は、世の中のWEBサイトの中から「人気がある」「デザインのクオリティーが高い」と筆者が勝手に思うサイトを選び、記事ページの文字周りがどんな数値でデザインされているのかを調べてみました。
<調べ方について>
下記の図のような数値について、PCはMac(ディスプレイ幅1440px)で、SPはiphone6(ディスプレイ幅750px)で調査を行いました。
数値は検証ツールなどを使って測定し、比較しやすいように同じ単位に直した、凡その数値です。
例として、
「GRANDAIR」 bridalサイト https://www.grandair-bridal.jp/
「そ祝福の天空とおもてなしの夢時間。グランディエール ブケトーカイ それは街なかにそびえる祝福のステージ。」をコンセプトに掲げている、ブライダルサイトです。カテゴリごとのきれいな写真に惹かれてついつい訪れてしまいます。また、英語表現も多様化しており作り方についてもブランド製とおしゃれな感じを思い起こさせる構成になっています。
PC | SP | |
記事タイトルサイズ | 32px | 48px |
見出し(大)サイズ | 18px | 30px |
見出し(中)サイズ | - | - |
本文サイズ | 15px | 30px |
line-height | 1.7 | 1.7 |
フォントファミリー | MS明朝 | MS明朝 |
記事エリアの横幅 | 1080px | 675px |
一行の文字数 | 71文字 | 22文字 |
<引用元:https://liginc.co.jp/299824|メディアサイトの記事ページをデザインするときに、参考になる数値まとめ>
制作実績:WEBデザインギャラリー
アドテクニカの制作実績(事例紹介)
詳細はこちら ※https://www.freecode.jp/results/へリンク
まとめ
ブランドサイトは、明確にしたペルソナに対してコンテンツを大量に発信したり、SEOに強いコンテンツを配信したりと、それぞれの手法が違います。
しかし、どのブランドサイトにも共通している成功ポイントがあります。
それは、ユーザーを的確にとらえ、その人たちが必要としている情報を届けているということです。
とは言うものの、ユーザーが必要としている情報を理解しても、サイト制作や製品・商品等の発信段階でつまずいてしまっては、なかなか前に進めません。
よりクオリティの高いブランドサイトを作成したいと思っているのであれば、あなたの考えを理解した上でサイト作成をしてくれるプロに任せるのが一番です。
FREECODE → https://www.freecode.jp/
「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
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