ホームページのドメインってなに?ドメイン取得方法まで徹底解説します!
2021/01/22
ホームページの開設や運営にはドメインが必須ですが、ホームページのドメインというものを理解できているでしょうか。
ドメインの意味や役割、取得方法など、あまり理解できていない人にも解りやすく、徹底的に解説していきます。
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ホームページのドメインとは?
ホームページ開設の準備を進めていると、ドメインというワードが出てきますが、「ドメインって何だろう?」、「ドメインってどういう役割があるの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ホームページの公開には欠かせない、重要なものであるドメインについて、解りやすく徹底的に解説をしていきます。
まず、ドメインとは、簡単にいってしまえばホームページの住所です。
インターネット上には多くのホームページがあり、それぞれがURLを持っています。
このURLの中に、ドメインというものが含まれています。
例えば、以下のようなURLがあったとします。
https://www.exemple.co.jp/
ドメインは、「https://www.example.co.jp/」の中に隠れています。
みなさんは、どこにドメインが隠れているかわかるでしょうか。
「www.example.co.jp」全体がドメインだと思われがちですが、実は「www」の部分はホスト名といい、「example.co.jp」の部分をドメインといいます。
ドメインは、インターネット上のどこにホームページがあるかを示しています。
私達が旅行するときなど、カーナビゲーションにホテルや旅館の住所を入力することで、目的地までへ迷わずたどり着けますが、インターネットでもそれは同じです。
ブラウザ(Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど)のアドレスバーにURL(ホスト名とドメイン)を入力することによって、ホームページまで迷わずたどり着けます。
ホームページにおけるドメインの役割
ドメインは、「インターネット上の住所をわかりやすく示す」役割持っています。
一度にすべてを解説しても頭がこんがらがってしまうので、順を追って解説していきます。
インターネット上の住所をわかりやすく示す
最初に、「ドメインはホームページの住所のようなもの」と解説しました。
ホームページには住所に該当するドメインがあるように、郵便番号に該当するものもあります。
この郵便番号に該当するものが、「IPアドレス」です。
「123.456.789.10」のような数字の羅列で構成されています。
インターネットでは、このIPアドレスでホームページを識別したり、メールの送受信などを行ったりしています。
しかしながら、この数字の羅列だけでは、わかりにくく覚えるのも大変です。
そこで、IPアドレスをよりわかりやすく変換することが必要になります。
ドメイン名がIPアドレスに変換される
IPアドレスとドメインの変換はDNSが行っています。
DNSはIPアドレスとドメインを変換する役割を持っていて、Domain Name System(ドメイン ネーム システム)の略です。
このDNSがドメイン(住所)とIPアドレス(郵便番号)を変換し、インターネット上の住所をわかりやすく示しています。
ドメインはホームページの住所だけじゃない!
ドメインは、ホームページの住所として使われるだけではなく、メールの送受信にも使われています。
例えば、ホームページのURLでは「https://www.example.co.jp/」のように使われていますが、メールアドレスでは「mail@example.co.jp」というように、「@」の後ろに使われています。
ドメインの取得と維持にはお金がかかる
住所となるドメインの取得と維持にはお金がかかります。
ドメイン取得時にお金を払い、長期的に使いたい場合には更新費用を支払わなければなりません。
万が一、ドメインの更新費用を払い忘れてしまうと、ホームページが表示されなくなってしまいます。
ドメインの更新期限には十分に注意するようにしましょう。
ドメインの種類
ドメインは、「分野別トップレベルドメイン(gTLD)」と「国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)」に大別されます。
さらに、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は、「汎用JPドメイン」と「属性JPドメイン」の2つに分けられます。
ここからは、分野別トップレベルドメイン(gTLD)、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)について、それぞれ詳しく解説していきましょう。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)
分野別トップレベルドメイン(gTLD)とは、世界中の誰もが使うことのできるドメインのことです。
一般的に使われている分野別トップレベルドメイン(gTLD)には以下の表のようなものがあり、それぞれ用途ごとに分類されています。
gTDL | 用途 |
.com | 商業組織用 |
.net | ネットワーク用 |
.org | 非営利組織用 |
.info | 制限なし |
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)はその国に住所を持っている個人や団体しか使用できないドメインです。
日本であれば、「.jp」が末尾に着くドメインがそれに該当します。
先にも述べたとおり、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は更に「汎用JPドメイン」と「属性JPドメイン」の2つに分けられています。
この「汎用JPドメイン」と「属性JPドメイン」について、1つずつ解説していきましょう。
汎用JPドメイン
汎用JPドメインは、「.jp」の前に好きな文字を設定することができるドメインです。
例えば、「example.jp」や「sample.jp」のような形のドメインを設定できます。
大きな特徴として、一つの組織で複数のドメインを登録することができます。
また、漢字やひらがななどを用いた日本語のドメインも登録することが可能です。
※日本語のドメインの取得には、それを取り扱っている指定業者に申し込む必要がありますので注意してください。
属性JPドメイン
属性JPドメインは複数種類があり、「.jp」の前にくる文字が指定されているドメインです。
例えば、「example.co.jp」や「sample.ne.jp」のような形のドメインがそれに該当します。
「.jp」の前に入る文字は、ドメインを使う組織がどのようなものであるかを示しています。
「.co」が示しているのは日本で登記している企業、「.ac」が示しているのは学校等教育機関です。
属性JPドメインの大きな特徴として、1つの組織や個人が取得できるドメインは1つだけとなっています。
※ただし、一部例外があり、「.ne.jp」はその例外の一部です。
以下は、一般的に使用される属性JPドメインの種類です。
属性JPドメイン | 解説 |
.co.jp | 日本国内で登記を行っている企業が取得できます |
.or.jp | 財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、特殊法人などの法人組織が取得できます |
.ne.jp |
財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人、特定非営利活動法人、特殊法人などの法人組織が取得できます 日本国内のサービス提供者によるネットワークサービス事業者が、1サービスごとに1つ取得できます |
.ac.jp | 高等教育機関、学校法人などが取得できます |
.ed.jp | 初等中等教育機関、18再未満を対象とした教育機関が取得できます |
独自ドメインとサブドメインの違い
ドメインについて調べていると、「独自ドメイン」や「サブドメイン」というワードをよく目にするのではないでしょうか。
端的には、独自ドメインは、「自分の好きな文字を指定して、世界で1つだけのドメイン」、サブドメインは、「1つのドメインを用途に応じて複数に分割する際に使われるドメイン」です。
それだけでは具体的にどういうものなのかよくわからない人もいると思いますので、ここからは独自ドメインとサブドメインの違いついて詳しく解説していきます。
独自ドメインとは?
先にも述べた通り、独自ドメインとは、「自分の好きな文字を指定できる、世界で1つだけのドメイン」のことです。
また、独自ドメインを取得することにより、以下のようなメリットがあります。
・自社のホームページであることを、強く印象付けられる
・GoogleやYahoo!などの検索エンジンから、企業名で検索した場合に、検索結果で上位に
表示されやすい
このような理由から、多くの企業は「独自ドメイン」を利用してホームページを公開しています。
先ほど「独自ドメインは世界で1つだけのドメイン」と解説しましたが、同じドメインは複数取得することができないため、取得しようと思っていたドメインが既に使用されていないか、事前に調べておくことをお勧めします。
サブドメインとは
こちらも、先に述べた通り、サブドメインとは、「1つのドメインを用途に応じて複数に分割する際に使われるドメイン」のことです。
例えば、「example.co.jp」というドメインを既に取得していて、「新たにショッピングサイトを運営したい!」といった場合、「shop.example.co.jp」というドメインでショッピングサイトを運営することが可能です。
サブドメインのメリットは、「用途に応じて複数のドメインを取得する手間や費用を省ける」ことです。
先ほどの新たにショッピングサイトを運営したい場合、「shop.example.co.jp」というドメインで運営ができると解説しましたが、「shop.example.co.jp」というドメインに対して、別途費用が掛かることはありません。
サブドメインは便利である半面、「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンで検索された場合、別々のドメインとして評価されてしまい、検索結果が上位に表示されにくいデメリットがあります。
こうしたデメリットも踏まえ、複数のウェブサイトを運営する場合には、独自ドメインを取得して運営するか、サブドメインで運営するか検討するのが好ましいでしょう。
ドメインの取得方法
ドメインについて、だいぶ理解できたのではないでしょうか。
では、ドメインはどうやって取得したら良いのか、ここでは、そんな疑問を解説していきます。
ドメインの取得は、ドメイン取得サービスを利用することにより取得することが可能です。
しかしながら、ドメインを取得するサービスは非常に多く、どこでとるのが良いかお悩みの人も多いかもしれません。
そんな人に、比較的多く利用されているドメイン取得サイトをご紹介します。
おすすめ度 | ウェブサイト | 解説 |
★★★★★ | お名前.com | 取得できるドメインが豊富 ドメインとサーバを同時に登録するとドメイン登録料金が安くなるキャンペーンやセット割もある |
★★★★ | エックスドメイン | 主要なドメイン(.comや.netなど)の取得費用、更新費用が非常に安い |
★★★★ |
StartDomain |
ドメインを取得すると、無料でレンタルサーバも利用できる |
ドメイン取得サイトの多くには、取得しようとしているドメインが、既に使われていないか調べられる機能が付いています。
まずは、ドメイン取得サイトで、取得しようとしているドメインが使われていないかを確認しましょう。
次にドメインの取得をし、取得費用を支払います。
ドメインは、たったこれだけで取得することが可能です。
まとめ
インターネットでよく目にするドメインには、ここで解説した仕組みやメリット/デメリットがあります。
これらを理解した上で、ドメインの取得を検討してみてください。
「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
- 事業内容
- デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
- ISMS ISO/IEC27001 JISQ27001認定事業者(認定番号IA165279)
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