【初心者向け】ECサイトの作り方!構築方法別の特徴
2021/01/13
ECサイトの導入を考えているとき、初心者だとどんな手段があるのか、どんな方法が自社に合っているのかなど、わからないことも多いはずです。
そこで、ECサイトの立ち上げ方法や、構築時の注意点についてわかりやすく解説します。
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5種類のECサイト構築方法
ECサイトの構築は、主に5つの方法があります。
それぞれの方法によって、次の表の通り、初期費用やランニングコスト、カスタマイズ性が異なるのが特徴です。
構築方法 | カスタマイズ性 | 初期費用目安 | ランニングコスト目安 |
ECモール | 不可 | ~10万円 | 販売手数料等 |
ASP | 低 | 10万円~ | ~10万円/月 |
オープンソース | 高 | 100万円~ | 10万円/月~ |
パッケージ | 高 | 500万円~ | 10万円/月~ |
フルスクラッチ | 高 | 数千万円~ | 数十万円/月 |
それぞれのECサイトの特徴と、製作費用については下記の記事で詳しく解説しています。
ECサイトを立ち上げるまでの流れ
全体の流れ
まずは、全体の流れから確認しましょう。
ECサイトを立ち上げるフローは、大きくとらえると次の通りです。
1.ECサイトのコンセプトを決める
2.具体的な機能など、ECサイトに求めるものを決める
3.どのECプラットフォームで作成するか決める
4.ワイヤーフレームを決める
5.デザインを決め、作成する
6.コーディングする
7.商品を登録する
8.各種設定を行う
9.事前テストを行う
10.ECサイトオープン
構築方法別の手順
次に、それぞれの構築方法ごとの手順を詳しく解説します。
ECモールの場合
ECモールは最も簡単な始め方で、事前準備としては商品写真や、商品紹介のための文章などを用意するだけで済みます。
ECモールの場合、「楽天」や「Yahoo!ショッピング」のようにそれぞれの店舗ごとにURLやページがある「テナント型」、「Amazon」のように個別の店舗がなく、商品ごとにあらゆる出品者を集約している「マーケットプレイス型」があります。
また、複数のブランドごとに分けている場合など、1つの会社が複数のショップを一元管理する「総合管理型」もあります。
いずれの場合でも、流れとしてはまず出店申し込みが必要です。
登録後専用の管理ページが発行され、自由に使えるようになります。
モールによっては、出店に審査が必要です。
ASPの場合
ASPの場合は、まずどのASPを利用するかを決めます。
それぞれのサービスによって利用手順は異なりますが、まずWebサイトを通して申し込みするのが普通です。
その後、ショップの設定や商品登録、決済方法の指定、デザインのカスタマイズ等を行います。
注意点として、申し込み前に一度そのASPを使用したECサイトに行き、カートや決済画面などがスムーズに使えるか確認しましょう。
デザインはある程度カスタマイズできるものの、使い勝手はそのASPのシステムや用意しているテンプレートに依存するため、選ぶASPによっては求める内容と異なる場合があります。
後から変更したい場合、ASPごと変えるしかないため、始めに確認しておくのが大切です。
オープンソース・パッケージ・フルスクラッチの場合
オープンソースやパッケージ、フルスクラッチはカスタマイズ性が高いため、コンセプトを決め、必要な機能を定義し、設計していくところから始めます。
予算やランニングコストについて、どんなスケジュールで行うかなども最初の段階で詰めておきましょう。
詳細が決まったら、開発を担当する会社と話し合いながら、具体的な機能についてなど、要件定義を行います。
すべてを要件定義書にまとめた上で制作を依頼したら、依頼側はプライバシーポリシーや「特定商取引法に基づく表記」の準備、運営する人員の教育などをして、準備しておきましょう。
その後は出来上がったECサイトに商品登録をしたり設定をしたりして、テストをしたあとオープンという流れです。
ECサイトを作る上での注意点・アドバイス
実際にユーザーの利便性が高く、売上に貢献するECサイトを作るためには、次の通りいくつかの注意点があります。
事前にコンセプトを明確にする
ECサイトを作る流れで最も重要なのが、実は最初のコンセプト決定の段階です。
いわば、家を建てるときの基礎となる部分でもあるため、この土台がおろそかになるとECサイトは迷走します。
例えば、ターゲットがスマホを中心に使う若年層なのに、レスポンシブ対応でないECサイトを構築してしまったり、安価な商品を売るのに高級感のあるデザインを希望したりすると、ユーザーの利便性を損なったり、ユーザーが何の店か判断できず離脱したりしてしまいます。
商品やターゲット、ブランドイメージなどをすべて統一することで、はじめてECサイトは真価を発揮するのです。
個人・法人でサービスの選び方が異なる
ECサイトには5つの構築方法がありますが、個人か法人かによって、選択肢はさらに少なくなります。
サービス選定にあたって注意すべきポイントは、それぞれ次の通りです。
個人でECサイトを自作する場合
個人でECサイトを持つとき、一番の悩みは初期費用やランニングコストではないでしょうか。
パッケージやフルスクラッチは数百万~数千万円以上の経費がかかるため、現実的ではありません。
また、オープンソースは専門知識や技術が必要です。
必然的にECモールか、ASPの利用が中心となるでしょう。
さらに費用を削減するなら、ASPの中でも無料で利用できるものを選ぶ手もあります。
ただし、ECモールでもASPでも、最低限の経費として販売手数料がかかることに注意しましょう。
法人でECサイトを制作する場合
法人の場合は、長期的な使用を前提に考えて、選択肢を絞りましょう。
費用だけで安易に選ぶと、カスタマイズ性が低く、途中で余計なコストをかけて乗り換えざるを得ない場合もあります。
また、サポート面も重要です。
いざというときサポートしてくれる、信頼性の高いサービスを選んだ方が、長期的に利用しやすいでしょう。
その他、手段を問わず重視したいのはセキュリティ面です。
特にオープンソース型の場合、文字通りソースが公開されているので、セキュリティの穴もそのまま公開されています。
自社の人材で対処する場合、担当者が退職した後引き継げる人材がいるとは限らず、外注すると費用がかさむのが難点です。
オープンソースにするか、他の手段にするかは慎重に選びましょう。
ランニングコストなどの費用を把握する
ECサイト構築には、つい額面の大きい初期費用ばかりを気にしがちですが、ランニングコストについても把握してから選びましょう。
特に、初心者であまりコストをかけられずにECサイトやASPを選ぶ場合、どのサービスを選ぶかで初期費用は数万円、販売や決済にかかる手数料は10%以上異なることもあります。
長期的に見ると最終的な売上額にかなりの差が出てくるため、登録前に試算しておきましょう。
また、ECサイトの構築や運用費用に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
ECサイトの構築にかかる費用相場とは?プラットフォーム別構築費用を解説
集客のノウハウを確立する
実店舗で顧客に足を運んでもらえるようにチラシを配ったり、クーポンを用意したりするのと同様に、ECサイトも作った後は継続的に集客する必要があります。
集客方法とターゲットの顧客層は密接な関係があるため、最初にECサイトのコンセプトを決める段階で、集客方法についても考慮しておくべきです。
また、ECサイトを使えば、立ち上げ後にサイトを訪れた顧客がどこからやってきて、どんな商品を検討しているのかなど解析が容易になります。
できるだけデータを蓄積し、独自の集客ノウハウを確立しましょう。
ECサイトはマーケティングで売上を伸ばす!戦略・集客手法を解説
制作後もしっかりとした管理体制が必要
ECサイトは制作してからが本番で、管理体制をしっかり整えていないと思わぬ事態の対応を迫られることもあります。
特に考えておかなければならないのは、常に最新のECサイトに合わせて管理運用していくということです。
ECサイトに限らずネットの世界は非常に流れが速いので、作ったECサイトを何年もそのまま使い続けていると仕様が古く、使いづらくなってしまいます。
定期的に手を入れてシステムを更新したり、セキュリティを最新のものにしたり、新しい機能を追加して利便性を高めたりするなど、こまめに調整が必要です。
もちろん、管理に必要な人材も確保しておかねばなりません。
新たに人材を育成する場合も、本を読んだだけですぐにスキルが身につくというわけではないので、時間がかかります。
このように、ECサイトは常に専門知識のある人材を使っての管理が必要で、作りっぱなしというわけにはいかないため、注意しましょう。
なお、ECサイトの運用業務や運用に必要なスキルについては、以下の記事で解説しています。
サポートの有無を確認する
サポートが必要な場合は、サポートの有無を確認してから制作しましょう。
サポートを受けられない代表例が、オープンソースでの構築です。
無料公開されているオープンソースを使用して作るため、コストはかからないもののトラブル時も自分で対処する必要があります。
一方、パッケージやフルスクラッチでのECサイト制作は、サポート対応も充実していることが多く、困ったときも頼りやすいでしょう。
ECモールやASPの場合は、システム面でのサポートは受けられることが多いですが、運用や集客に関してのサポートはないこともあります。
メール対応のみ、専属の担当者がつくなど細かい違いがあるため、それぞれのサービスを比べてみましょう。
ECサイトの作り方を理解した上で適切な運用を心がけよう
ECサイトの作り方には、ECモール、ASP、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチの5種類があります。
手軽に作りたいなら登録するだけで始められるECモールやASP、予算に余裕があり本格的な運用を目指しているなら、企画・設計から始めるオープンソースやパッケージ、フルスクラッチがおすすめです。
ECサイトを作る場合は制作途中で商品やターゲットの間でズレが生じないよう、コンセプトを明確にしておきましょう。
また、制作後にスムーズに運営管理できる体制を整えておき、知識がないのなら、いざというときのサポートを受けられるようにしておくことも大切です。
ASPを検討中なら「ACCESS-SHOP」がおすすめ
「使いやすいASPでショップ運営したい」と感じた方は、ぜひ「ACCESS-SHOP」をご利用ください。
ACCESS-SHOPは、1996年サービス開始の老舗ASPです。
わかりやすさ・使いやすさを追求したつくりで、初めての方でも本格的なECサイト運用が可能。
決済方法や各種機能も時代に合わせてアップデートするので、いつでも最先端の手法を自社のECサイトに取り入れられます。
価格は初心者向けから上級者向けまで4パターンをご用意。
月額30,000円~というコストパフォーマンスの高さも選ばれる理由です。
ASPでECサイトを運営したい方は、ぜひ導入をご検討ください。
「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
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デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
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