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オウンドメディアの作り方とは?立ち上げに必要な流れを紹介!

オウンドメディアの作り方とは?立ち上げに必要な流れを紹介!

2020/11/05

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オウンドメディアの作り方とは?立ち上げに必要な流れを紹介!

オウンドメディアを作るためには、まずサイトのコンセプトを決め、ドメインやサーバー、設計などを検討し、コンテンツを作成し……と、決めるべきことややるべきことが多くあります。
順を追って、オウンドメディアの作り方の流れを見ていきましょう。

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オウンドメディア構築前の準備

オウンドメディアの作成にあたってサイト制作から開始する方も多くいますが、その際はコンセプトなど全体の大枠を決めておく必要があります。
ここではオウンドメディアを構築する前にやっておきたい準備について紹介します。

戦略・目的や読者ターゲットの設定

もしこれからオウンドメディアを立ち上げるのであれば、立ち上げる目的や目標、ターゲット層の設定が重要です。
オウンドメディアの目的や効果は、主に次のものがあります。

ブランディングの向上

企業や商品に対するブランディングの向上は、オウンドメディアで見込める効果の1つです。
オウンドメディアを通して、より多くの人に自社を知ってもらうことで、ユーザーに対して企業のイメージ付けができます。

また、オウンドメディアが育つことで上位のサイトとしても表示されやすくなるため、ユーザーからの信頼度や知名度を上げる場合も役立ちます。
加えてオウンドメディアを通してユーザーとコミュニケーションをとることで、ファンを増やしてより身近な存在としてイメージアップが図れることもメリットです。

商品の紹介や販売

自社商品の紹介や販売もオウンドメディアの役割です。
悩みを抱えているユーザーが、検索によって自社のオウンドメディアを通じて、悩みを解決できる商品を紹介できれば、ユーザーのニーズに自然に応えつつ、自社の商品を販売することが可能です。

多くのユーザーは押し売りされることを嫌いますが、紹介するコンテンツや商品の内容が、ユーザーの悩みとマッチすることで、自然とユーザーを購買へと導きます。

見込み顧客の獲得

オウンドメディアを通じて継続的に情報を発信することで、見込み顧客の獲得にも繋げることが可能です。

たとえば、肌に優しい自然派化粧品を売る企業が、肌の悩みに関するオウンドメディアを立ち上げたとします。
ユーザーは、検索によってオウンドメディアにアクセスすることで、自分の悩みを解決するサイトがあることを知ります。
加えて悩みが解決できれば、その化粧品を販売する会社についても認知するのです。

化粧品そのものに関する商品情報をオウンドメディアで扱わない場合でも、顧客のニーズを満たす情報を発信し続けることで、今までにないルートから見込み顧客が得られます

人材の確保

オウンドメディアは採用時にも効果を発揮します。
オウンドメディアに求人ページを盛り込み、直接採用を募集することで、ページ訪れるさまざまな求職者から応募を得られるでしょう。

また、正社員の募集などでは、その企業に興味を持つ過程で、オウンドメディアにアクセスする求職者も多くいます。
オウンドメディアを通して企業のカラーを感じることで、よりその企業にマッチした人材が集まりやすくなることも特徴です。

具体的な作成方法を決める

オウンドメディアを立ち上げることを決めたら、まずはどのように作成をするのか決めましょう。
オウンドメディアの作成方法は、大きく分けて自社で作成する方法と制作会社に外注する方法の2種類があります。

自社で作成すれば、その分コストを最小限に抑えられ、迅速な対応も可能です。
しかし、専門的な知識が必要になる場面も多いため、必ずしも高いクオリティを確保できるとは限りません。

テンプレートを使用することで、ある程度見栄えを良くすることはできますが、デザイン面での差別化は難しくなります。
もしこれから作成するのであれば、事前にテンプレートを導入について決めておくとスムーズです。

一方、制作会社にオウンドメディアの作成を依頼すれば、蓄積した経験や技術を持って、オリジナリティのあるデザインのページを作ってもらえるでしょう。
しかし、外注化をすると数十万~数百万規模の多大な費用がかかる場合があります。
制作会社によって費用感や得意なデザインは異なるため、依頼するのであれば事前に比較することをおすすめします。

オウンドメディア立ち上げの手順

オウンドメディアの方向性が決まったら、次は具体的に立ち上げのための行動に移りましょう。
ここでは新規でオウンドメディアを立ち上げる際の準備について紹介します。

ドメインの取得

新規でオウンドメディアを立ち上げる際は独自ドメインの取得が必要です。
なぜなら、コンテンツを充実させてオウンドメディアが成長することで、独自ドメインを使ったサイト全体が検索エンジンから評価されやすくなるからです。
そのため、SEOを考える上では独自ドメインを作るのは必須の戦略といえるでしょう。

逆に無料サーバーやレンタルサーバーのドメインでは、検索エンジンから正しい評価を得られない場合があります。
またサーバーが提供を終了してしまえば、そのドメインではアクセスできなくなるため、それまで積み上げてきた内容が消えてしまいます。
そのため契約中はずっと使える独自ドメインの取得がおすすめです。

サーバー環境の整備

ドメインの取得が完了したらオウンドメディアの運用に耐えられるサーバー環境を用意しましょう。
オウンドメディアを長く運用するためには、定期的にコンテンツを増やし、検索順位を上げ続ける必要があります。

しかしコンテンツの量が増えれば、その分サーバーの負担も大きくなる傾向です。
サーバーの許容量を超えてしまうとアクセスまで時間が長くなり、エラーの発生やサイト全体が落ちてしまう原因となります。
せっかく訪れたユーザーもページにアクセスできなければ、すぐに離脱してしまうでしょう。

このような事態を防ぐためにも、サーバー環境の整備が求められます。
整備をする方法は、専用のサーバーを作る以外にもクラウドサーバーを用意することも方法です。
その際は目標アクセス数を踏まえて事前に検討する必要があります。

デザインの決定

サイトのデザインは、企業のブランドイメージを左右する重要な要素です。
もともとある企業のイメージはもちろんですが、求めるターゲットのニーズにマッチしているかも基準にデザインを吟味しましょう。

またフォントやロゴ、テーマカラーなどもユーザーのイメージに直結します。
簡単な方法はテンプレートを使うやり方ですが、一部をカスタマイズすることでオリジナルデザインに近づけることが可能です。

しかし、テンプレートの形式はあらかじめ決まっているため、デザインの自由度には限界があります。
中には希望しても実現できないデザインもあるため、注意して選びましょう。

サイト戦略、設計

ページ階層をはじめとした全体的なサイト設計は、できるだけ早い段階で決めておきましょう。
特にユーザビリティに関わるサイトの設計部分は、サイト全体における骨子ともいえます。
設計が悪いとどんなに質のよい記事を書いても導線が悪くなるため、アクセスアップが見込めません。

たとえば、トップページから何度もクリックしないとたどり着けない深い階層にページを置くと、ユーザーは面倒に感じるのでアクセス数も少ないでしょう。

後から修正することもできますが手間がかかるため、事前に戦略を練ることが大切です。

コンテンツ作成の工程

コンテンツを作るやり方にはいくつかのコツがあります。
まずは工程の順を追って見ていきましょう。

対策KWの設定

コンテンツを作成する際にまずやるべきは、SEO対策をするKWを設定することです。
設定のやり方には、大きく分けて次の2種類があります。

検索ボリュームで決める

KWが実際にどれくらい検索されているのか、検索ボリュームを見て決める方法です。
検索ボリュームを調べる際は計測サイトを使うことで、特定のKWの検索回数を調べられます。

検索回数が多ければ、その分ユーザーがKWに対して興味があるといえます。
また似たようなKWも複数あるため、より検索ボリュームの大きいものを選び、ユーザーニーズに応えられる内容であれば、多くの方に見ていただく可能性が高くなります。

コンバージョン率で判断する

商品の販売や人材確保などを目的とする場合は、コンバージョン率をもとに対策KWを決めるやり方もあります。
たとえばユーザーのサービス契約を目的とする場合は、「比較」「評判」「おすすめ」といったKWを盛り込み他社サービスと比較するやことで、ユーザーの行動に繋げる、すなわち契約してもらうことが可能です。

記事の構成を作成する

記事の構成はツリー形式を基本とし、大見出しの下に中見出し、小見出しをつけて1つのかたまりとして考えます。
このかたまりを内容ごとに細かく分けて複数用意し、見出しごとに文章を記入していきましょう。

見出しの順番がわからない方は上位サイトの傾向を参考にするのも方法です。
また読者の興味や疑問にすばやく応える内容を意識することで、ユーザーにとって有益な記事が作れます。

ライティング

SEO的な観点でライティングをする際は、対策KWを記事のタイトルや見出し、本文中にも随時盛り込むようにしましょう。
しかし不自然になるほどたくさん入れることは、かえって検索エンジンからの評価を下げるため注意が必要です。

また具体的なデータや数値などがあれば積極的に盛り込むことで、よりオリジナリティのある記事に仕上がります。

記事の内容によっては、編集者や監修者をつけることで、より記事の正確性や、文章としての読みやすさなどの確保が可能です。

オウンドメディアの分析方法

オウンドメディアの運用は、作ったコンテンツに対してユーザーがどのようなアクションをしているのか分析をして、その結果に合わせて戦略を練ることが大切です。
ここでは主な分析方法として次の2つを覚えておきましょう。

Googleアナリティクスによる滞在時間の分析

オウンドメディアの戦略を練る上で、役立つのがGoogleアナリティクスです。
ページに対するアクセス者の数をリアルタイムで表示し、ユーザーの流入経路を調べることができます。

また特定のページに滞在していた時間も分析することが可能です。
ページの滞在時間が短いと、ユーザーはそのページには満足できず、離脱してしまったと考えられるため、コンテンツの見直しが必要になります。
逆に長い場合も、そのページの他とは違う点などを分析すれば、新たな発見に繋がるでしょう。

サーチコンソールで検索順位を把握する

サーチコンソールは、Googleアナリティクスと違って1ページずつではなく、サイト全体のアクセスについて調べられます。

またWebサイトの被リンクがどのくらいあるのか、全体で何ページあって、誰がどんな検索KWで検索しているのかの把握にも役立つでしょう。

サーチコンソールではページの検索順位も調べられるので、これをもとに検索順位の低い記事を優先的に対策することも可能です。

FREE PRESSでオウンドメディアを立ち上げよう

オウンドメディアはブランディングに商品紹介、人材の確保までできるため、企業にとって欠かせない発信方法です。
自社のメディアを1つ持っているだけで、企業としての戦略は大きく変わってくるでしょう。

自社で作れば費用もかからず手軽ですが、デザインや運用面で不安を抱えることも少なくありません。

もしこれからオウンドメディアを作成するのであれば、運用までをサポート可能な「FREE PRESS」の活用もおすすめです。
細かい知識がなくても直感的にオウンドメディアを立ち上げられるため、オウンドメディアを長く運営しい方は一度検討してみてはいかがでしょうか。

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著書プロフィール:ホームページ制作Lab

ホームページ制作Labは、デジタルマーケティングに精通した資格保有する専門家集団による情報メディアです。上場企業をはじめ、中堅大手企業500社以上に提供する”SEO”に強いホームページ制作の豊富な経験から得たノウハウやアナリティクス傾向分析し、幅広く専門的な情報をお届けします。
主な資格:WEB検定・GAIQ・WEB解析士

運営会社 株式会社アドテクニカ

「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。

事業内容
デジタルマーケティング支援
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