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SEO対策に被リンクは効果的?良質被リンクの増やし方と注意点を紹介

SEO対策に被リンクは効果的?良質被リンクの増やし方と注意点を紹介

2021/10/27

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SEO対策に被リンクは効果的?良質被リンクの増やし方と注意点を紹介

検索結果の上位表示は集客に影響するため、自社WEBサイトを上位表示させるにはSEO対策が重要です。

一度対策すれば終わりの内容ではないため手間はかかりますが、適切な方法を施すと今まで以上に集客に生かせるWEBサイトになるはずです。

 

ここでは被リンクによるSEO対策を解説します。被リンクを増やすSEO的効果や有効な被リンクの増やし方、効果を期待できない被リンクなどを紹介するので、自社の集客に役立ててください。

 

 

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以前のSEO対策のままでは危険

WEBサイトは定期的に更新をし最新の情報を掲載しつつ、最新の検索結果表示条件への対応が必要です。

Googleはユーザーの利便性を高めるため、定期的に検索エンジンのアルゴリズムの見直しを行っています。

これまでに行ったアップデートの中から、 Googleの検索結果順位に影響するペンギンアップデートとパンダアップデートを簡単に説明します。 


もし10年以上手を入れず放置したままのWEBサイトを更新していなければ、各アップデートの内容を参考にWEBサイトを作り変えると集客力があがる可能性があります。

 

ペンギンアップデートの内容

2012年4月に実施したアルゴリズムアップデートがペンギンアップデートで、2016年9月の最後のアップデートまで数回更新を行い、コアランキングアルゴリズムへと統合されたもので、現在は日々更新が続いています。

 

ペンギンアップデートはブラックハット手法をとるWebサイトの評価を下げるアルゴリズムです。

ブラックハット手法とは、Googleのガイドラインに違反するSEO対策で、自作自演により意図的に外部被リンクを増やし検索結果上位表示を狙う方法です。

 

低質なリンクばかりのサイトのランクを下げ、ユーザーにとって役立つサイトを上位表示するようアップデートしました。

 

パンダアップデートの内容

パンダアップデートは品質の低い内容で構成されたサイトの検索結果順位を下げるアルゴリズムで、質の高いサイトを上位表示する目的で行われました。

日本の場合2012年7月の更新からその後複数回更新され、現在はコアランキングアルゴリズムに統合され、独立していた当時は手動だったアルゴリズム更新も、自動で行われています。

 

パンダアップデートはペンギンアップデートよりも検索結果表示に影響する要因が多く、Google提唱のウェブマスターガイドラインで詳しく確認できます。

その一部を紹介します。

 

・専門的な知識が必要な場合、著者・監修者が医師や弁護士など専門家

・記事内容は多面的な分析や根拠が必要で、興味深い内容

・不適切な内容の広告や記事を読みづらくさせる過度な広告数や表示回数を避ける

・サイト内で内容の重複するページやコンテンツは統合する

 

Googleによるペナルティを避けるには

 

Google提唱のガイドラインを知らないうちに違反しても、検索結果が下がってしまいます。

Web担当者は定期的にウェブマスターガイドラインをチェックして、正しくSEO対策できているか確認が必要です。

 

ユーザーの検索の快適性を重視してGoogleはアルゴリズムを変更するため、ユーザー視点に立ったSEO対策を適切にとり、意味のあるコンテンツ提供がポイントです。

 

SEO対策に被リンクは効果的?

Googleによるアルゴリズムのアップデートから、ただ被リンクを増やせば検索順位があがるわけではないとわかります。

この章では検索順位アップに効果を期待できる良質な被リンク、逆に順位を落とす恐れのある低質な被リンクを紹介します。

 

良質な被リンクは役に立つ

例えばWEBサイトの内容が良いと人に教えたくなる心理が働き、こちらから頼まなくても自然にリンクされます。

自然に発生した被リンクのほかに、自社WEBサイトと関連性の高いサイトからのリンクや多数の人が知る有名サイトからのリンクも良質なサイトと判断を受けます。

 

自然発生したリンクはナチュラルリンクとも呼ばれ、他社サイトへリンクが置かれたことが質の高さの証明です。

検索ランキング上位になったとき関連性の高いサイトからのリンクが原因と思われる場合、どのようなサイト被リンクかをチェックしましょう。

自社との関連性がわかると今後のSEO対策にも生かせます。

 

有名なサイトとは、多数の人から高い評価を受けており被リンクが良質で多いサイトです。

Googleにとって信頼があり権威を持つサイトからの被リンクは、同じように質の高いサイトと判断できるでしょう。

 

低質な被リンクは逆効果

品質を伴わない被リンクの数が多ければ多いほどサイト評価が上がる時代は終わり、ユーザー視点に立った質の高さで評価されます。

被リンク数稼ぎが目的と思われやすいサイト、例えばリンクを申し込んだサイトを1ページに載せている・内容が薄い・全く関連性のないサイトからの被リンクは自社サイトの評価を下げます。

 

コンテンツの内容やユーザーの見やすさを大切にしたサイトづくりで、自然にリンクを増やしましょう。

 

SEO的に良質な被リンクを増やす方法

高い質の被リンクを増やすために、自サイトの内容を充実させるだけでは長い時間がかかります。

確実に被リンクを期待できるとも限らないため、同時に行うと良いおすすめの被リンク増加方法をピックアップしました。

できそうなものから自社サイトに取り入れてみてください。

コンテンツの質を高める

根拠に基づく内容だけでなく、ユーザーの求める記事が載っていることです。

ユーザーにとって有益なコンテンツを見つけやすいよう、ターゲットキーワードをタイトルや見出しに組み込み公開します。

 

検索エンジンが良質と判断する、専門性・権威性・信頼性のあるサイトづくりを心がけてユーザーが求める内容を充実させましょう。

 

SNSや広告でサイトの露出を増やす

自社サイトがユーザーの目に留まる機会の多いほど、被リンクの機会が増えます。

露出アップを期待できる方法が、SNS運用と広告出稿です。

 

SNS運用

Twitter・Facebook・InstagramなどのSNSを担当者が運用し、好印象を持ったユーザーに投稿でサイト名や固有名詞を引用されると、SEO効果アップを期待できます。

ユーザーが自分のアカウントのどこかへリンクを設置する必要はなく、企業について言及するのみで構いません。

 

被リンクを設置する直接的な方法ではなく間接的な手段ですが、好評価のSNS投稿を見た企業などからリンクしてもらえる可能性があります。

 

広告出稿

リスティング広告を使うと、検索結果ページの上部に表示されます。

キーワードごとの入札額により表示・非表示かは変わりますが、一般ユーザーからすれば検索結果とほぼ同じであり、自社サイトを見てもらう可能性が高くなります

 

サイト訪問者が増えるほど手間をかけて作成したサイトを評価され、SNSなどで多く拡散されると良質な被リンク獲得につながる場合もあります。

 

シェアボタンを設置する

自社サイトやブログページのタイトル直後または記事末尾に、SNSのシェアボタンを設置すると、内容を気に入ったユーザーが気軽に共有してくれます。

直接SEO対策になるわけではありませんが、SNSで拡散され多く自社の名称やWEBサイトの情報が広まると、人の目に触れるチャンスが増えます

中には自社サイトへのリンクを考える人がいるかもしれません。

 

自社のクライアント事例を掲載する

例えばお取引のあるクライアントの制作事例や導入事例等としてをサイトに掲載し、クライアントのサイトのリンクを張らせてもらう方法です。

クライアントとしても被リンクが増え、プラス評価の紹介をしてもらえるためメリットを感じるはずです。

 

事例掲載による被リンクはベンダーからの方が期待でき、個人ユーザーの場合は少ないですが、事例掲載すると自社に興味のあるユーザーへのアピールに役立ちます。

被リンク以外のメリットもあるため、自社クライアントの事例は許可をとり掲載しましょう。

 

信頼関係のあるパートナーシップを組む

検索順位を上げるためだけの目的で、無関係の相手同士の被リンクはスパム認定を受けます。

反面、信頼関係がつくられた自社のクライアントとパートナーシップを組んで相互リンクすることは、不正にあたりません。

 

企業間のパートナーシップは相互リンクだけでなく、ビジネスチャンスや広告などでも互いにメリットを与えあえる関係をいいます。

 

調査データを公開する

アンケート結果や成分などを調べたデータを自社WEBサイトへ掲載すると、調べる手間をかけられないユーザーが参考にします。

データを採用した場合は出典として被リンクを期待できるため、公開可能な範囲で自社製品の情報や調査データを掲載するとSEO対策にもつながります。

 

 

効果を期待できない被リンクとは?

以前は被リンク数の多さがSEO対策に大きな効果があり、被リンクサイトの質はそこまで問われませんでした。

しかし現在では、ユーザー視点で内容のあるサイトを検索エンジンは質の高いサイトと判断するため以前にSEO対策として流行していた、大量の被リンク増やしは逆効果になってしまいます。

 

もし長い間使っているWEBサイトが過去のSEO対策のままであれば、以下のポイントにあてはまらないか確認し、修正しましょう。

最近つくったサイトも同様に、知らないうちに逆効果の被リンクがないかチェックをおすすめします。

 

SEOだけが目的の相互リンク

例えば相互リンクが欲しいサイトを募りジャンル別にまとめて掲載するサイトです。

以前のSEO対策では多数存在しましたが、現在にも存在しています。

 

明らかに相互リンクを持つためにつくられ、内容がほとんど充実しないサイトは質が低いと判断され、そちらからの被リンクをもらってもSEO効果は期待できません。

 

相互リンク募集サイトとのリンクを多数載せていると、自社サイトも質が低いと判断される可能性があります。

信頼できる相手との相互リンクを選び、関連性が高くユーザーにメリットのあるサイトだとアピールしましょう。

 

業者提供の有償被リンク

業者へお金を払い、サイトへの被リンクや被リンクを含む投稿を依頼することです。

ただ被リンク数を稼ぐために業者へ作業を依頼する人もいましたが、自作自演にあたります。

検索結果順位をあげるために資金を投じる先は、悪徳業者よりも良質なコンテンツづくりがおすすめです。

 

また、ひとつのページにいくつもリンクを載せたサイトからの被リンクも低質なサイトと判断されます。

検索結果ページの上部に載せたいときは、リスティング広告のほうにお金をかけた方が効果的でしょう。

 

関連性の低いサイトからの被リンク

自社サイトで扱う商品・サービスと全く無関係のサイトからの被リンクが多いと、検索エンジンから低質なサイトと評価されやすいです。

関係のないサイトとつながっていても、ユーザーにメリットは少ないと判断し検索結果順位を下げられてしまいます。

 

より詳しい情報をユーザーが得るためにリンクしていれば評価があがるため、被リンク先は自社と関連性の高いサイトからが理想的です。

 

掲示板書き込みからの被リンク

以前のSEO対策で流行した手法のひとつですが、現在は逆効果のため自社サイトではもちろん避けましょう。

掲示板へ自ら書き込みをし、SEO対策をしたいサイトのリンクを貼りつける方法です。

ペンギンアップデートでも、自作自演は低質なサイトとみなしペナルティの対象になったため、取り組まないことです。

 

ほかにもデメリットの方が大きな手法で、現在は掲示板提供側からのクレームや最悪の場合訴訟に発展する可能性もあるため、掲示板サイトからの被リンクを見つけた場合は削除依頼をおすすめします。

もし知らずに行っていればできる限り投稿を削除しましょう。

 

同じアンカーテキストをくり返す

アンカーテキストは、クローラーがリンク先の把握のために使う情報でリンク先の評価に関わります。

アンカーテキストに含まれるキーワードをチェックするため、同じアンカーテキストばかりの被リンクが多いと良い評価を受けません。

 

外部からの被リンクでは、意図的でなければアンカーテキストがかぶる可能性は低いでしょう。

内部リンクはわかりやすくするために、同じキーワードを使うかもしれません。

しかし同じアンカーテキストはサイト評価を下げる可能性があるため、できれば言葉を変えましょう

 

隠しリンク

隠しリンクとはユーザーが認識しにくいように設置したリンクをいい、例えば背景色と同じ色の文字やフォントサイズをごく小さくしたリンクなどです。

Googleなど検索エンジンはユーザーの使いやすさを重視するため、隠しリンクの自社サイト設置は避けましょう。

 

遊び目的での隠しリンクは問題ありませんが、SEO対策目的で見えない状態のキーワードを盛り込んだページなどは検索エンジンスパムと判断されがちです。

隠しリンクを行うサイトからの被リンクも自社サイトの低評価につながるため、見つけ次第、可能であればリンク削除の申請をしましょう。

 

フッターの多数リンク

直接SEO対策にフッターのリンクはあまり関係がないといわれますが、フッターに被リンクを多く設置したサイトは低質評価の可能性が高いです。

フッターに多数のリンクを置くサイトからの被リンクには注意しましょう。

 

自社サイトで内部リンクする場合は、ユーザーの使いやすさを高めクローラーの評価作業のしやすさに関わるため、SEO対策に役立つと期待できます。

 

自動生成されたコンテンツ

ワードサラダなど自動で文章生成するツールを使い記事作成したページからの被リンクがあると、自社サイトも低評価を受けやすいです。

自動文章生成ツールは、多数の検索順位上位キーワードを使い意味のない文章をつくりあげるため、ユーザーにとってメリットのないサイトができあがります。

 

ユーザーの利益を重視する検索エンジンからすればデメリットのみのサイトにあたり、低評価されます。

そこからの被リンクがあると自社サイトも同様に質が低いと判断されるため、SEO対策目的で自動生成コンテンツによるサイトをつくり被リンクを稼ぐ方法は避けましょう。

 

外部被リンクをチェックできるツール

ユーザーに利益のサイトづくりを心がけつつ、評価の高いサイトからの被リンクを集めるとSEO対策に役立ちます。

あわせて、低質な被リンクを減らすことも検索結果上位を狙うには必要なため、ツールを使って被リンクチェックをしましょう。

 

この章では3つのツールの特徴と使い方を説明します。

 

Google Search Console

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)とは、Google社提供の検索分析ツールです。

SEO効果の検証・SEO対策改善案の発見・流入検索キーワードがわかるため、検索キーワードの状況やサイト内ページの問題点の把握ができます。

 

リンク機能を使うと被リンク先がわかり、低質なサイトからの被リンクチェックができるほか、自社商品やサービスへの意見や認識の確認ができ、製品・サービスの向上にも役立ちます。

 

使い方は、グーグルサーチコンソールサイトへアクセスし「今すぐ開始」をクリック、登録画面の「URLプレフィックス」を選びサイトURLを入力します。

登録後、認証画面で認証を行うと完了です。

 

検索パフォーマンスの項目で表示されるグラフでは、自社サイトが検索されるキーワードを表示します。

URL精査では登録したサイトのURLを入力すると、Googleでページ登録があるかのチェックが可能です。

表示がない場合は検索結果に出ていないため、改善が必要です。

Ubersuggest

Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、検索したいワードに関連のあるサジェストワードを抽出するツールです。

他には検索結果上位表示の難易度チェック、競合サイトの分析まででき、充実した機能を無料で使えます。

 

検索窓へ調べるURLを入力・検索し、左サイドバーの被リンクをクリックすると、ドメインスコア・被リンク・参照ドメイン・月間オーガニックトラフィックの4項目が表示されます。

低質なサイトからの被リンクがないか定期的に確認し、自社サイトの質を保ちましょう。

 

Ahrefs

Ahrefs(エイチレフス)とは世界中で使われるSEO分析ツールで、自社サイトから競合他社サイトまで幅広い分析ができます。

被リンク調査はもちろん、対象サイトのオーガニック検索数や検索順位の調査やSNSでのバズが多い投稿の調査、特定キーワードの検索ボリュームや難易度から関連語まで調査できる機能を備えています。

 

被リンク数調査はサイトエクスプローラーから行い、サイトURLやドメインを入力して被リンク状況を確認しましょう。

新規被リンクと失った被リンクまでデータを見られるため、被リンクの動向が逐一わかります。

 

SEO効果を高める良質な被リンクを集めよう

被リンクの多さだけがSEO対策に大きな効果を期待できる時代ではなくなりました。

ユーザーの立場で有益と感じるサイトが検索結果で上位表示されるため、魅力的で堅実なサイトづくりを地道に続けることがおすすめです。

 

サイト内容を充実させるだけではなかなか検索順位が上がらない場合もあるため、良質な被リンクを集める手法にも取り組みましょう。

信頼できる相手との相互リンクは、SEO対策に限らずビジネスパートナーとしても互いにメリットを期待できます。

 

低質なサイトからの被リンク数をできるだけ減らすため、被リンクチェックも定期的に行いましょう。

 

当社では、SEOに強いWEBサイト制作ツールを提供しております。

WEBサイト制作を検討されている場合は、ぜひお問い合わせください。

 

ホームページの改善点を無料で診断
著書プロフィール:ホームページ制作Lab

ホームページ制作Labは、デジタルマーケティングに精通した資格保有する専門家集団による情報メディアです。上場企業をはじめ、中堅大手企業500社以上に提供する”SEO”に強いホームページ制作の豊富な経験から得たノウハウやアナリティクス傾向分析し、幅広く専門的な情報をお届けします。
主な資格:WEB検定・GAIQ・WEB解析士

運営会社 株式会社アドテクニカ

「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。

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