コンテンツマーケティング運用の方法と成果につなげるコツ
2021/10/05
コンテンツマーケティングの運用を始めたいものの、まず何から手をつければ良いかわからない、どんな流れで行えば良いのかわからない、と迷っていませんか?
この記事では、コンテンツマーケティングの運用にあたり、準備や流れ、成果を上げるコツについて解説します。
これから運用を始めたいと考えている企業の担当者の方は、ぜひご参考ください。
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コンテンツマーケティングの運用をスムーズにするための準備
どのようなことでも同じですが、まずは準備が必要です。
コンテンツマーケティングの運用をする際、いきなりWebサイトのデザインを考えてもうまくいきません。
準備段階でコンセプトや目的、ターゲットなどを決めていかないと、成果が出ないばかりか、方向性に悩んでしまうでしょう。
目的やコンセプトは、方向性に迷ったとき解決策や選択の指針となるものです。
コンテンツマーケティングの運用を始める前の準備について解説します。
運用の目標を明確にする
まずは目標を明確にしましょう。
多くは売上を上げることが目標ですが、ブランド力の認知度アップ、顧客を増やす、新商品のPRなど、達成したい目標はさまざまです。
何のためのコンテンツマーケティングなのか、コンテンツマーケティングを行うことでどのようなメリットや結果を得たいのか、を明確にすることです。
目的がぼんやりしていると、コンテンツの内容もぼやけてしまいます。
内容がはっきりしないコンテンツは、読んでいても楽しくありません。
サイトやSNSに訪問してきた人も、すぐに離れてしまうでしょう。
また、目的が決まっていないと最適な方法を選択できません。
デザインや記事内容、画像などの方向性も決まらず、もしくは統一感がなくまとまりのないコンテンツになってしまいます。
最初に、コンテンツマーケティングの目的をはっきりさせることから始めましょう。
コンテンツマーケティングのコンセプトを決める
目標が明確になったら、達成に向かうためのコンセプト(テーマ)を決めましょう。
発信するコンテンツで何を重要視するか、何が大切かを認識しておくことで、ゆるぎないコンテンツが作成できます。
コンセプトは情報発信者の考えやイメージを印象づけるものです。
直接会話をしたり、表情を見たりできないWeb上では、発信者の意図や印象がつかみにくいものです。
コンセプトがあることで、それをわかりやすく伝えられるでしょう。
ターゲットの設定
どういったユーザーに伝えるコンテンツなのか、ターゲット(ペルソナ)を設定します。
ターゲットを決めておけば、コンテンツをつくりやすくなります。
コンテンツの目的によって、ターゲット(ペルソナ)の年齢や性別、職業や住んでいる地域、ライフスタイルなどを踏まえて設定しましょう。
コンテンツマーケティングの展開方法を決める
自社のWEBサイトもコンテンツの一つですが、コンテンツマーケティングの展開方法はさまざまです。
目的やターゲット、また運用の段階に合わせ、より成果が期待できる展開方法を選びましょう。
コンテンツマーケティングの主なメディアには、次のようなものがあります。
ブログ記事
個人の投稿でも企業の投稿であっても、ブログ記事は読みやすい印象があります。
企業の商品やサービスを自然と伝えられるほか、ブランディングにも役立ちます。
コーポレートサイトへの投稿で運用できるので、コストがかからない点もメリットです。
当社では、FREECODE対応のコンテンツマーケティングシステム「FREE PRESS<フリープレス>」により、御社のサイト作成のお手伝いをしております。
詳細につきましては以下のページをご参考ください。
SNS
利用者が多く、拡散効果が期待できるSNSは若い年代におすすめの方法です。
一方的な情報発信ではなく、双方向の情報伝達が可能であり、ユーザーとの関係性を深めやすいでしょう。
FacebookやInstagramなどのほか、インフルエンサーや影響力の強いブロガーなどによる情報拡散など、さまざまな方法があるのもメリットです。
メールマガジン
ユーザーにコンテンツをメールで直接届けられるメールマガジンは、定期的に情報を伝えられる方法です。
ターゲットを絞って適した内容のコンテンツを送信するなど、興味を持ってもらうことが必要です。
事例記事
サクセスストーリーやケーススタディなど、成功例をまとめて紹介する手法です。
読んでもらった後に好印象を与えることができれば、発信者のイメージアップにつながります。
動画
YouTubeに代表される動画配信は、伝えたいことがわかりやすく訴求力が強いのが特徴です。
たくさんの情報を短時間で伝えることができ、興味を引きやすく、印象に残りやすいのもメリットです。
ポッドキャスト
音声のみのコンテンツです。
映像はないので印象的には弱くなりますが、ラジオを聞くように何かをしながらでも視聴できます。
ブログのコンテンツを音声化したり、動画の音声を利用したり、ほかのメディアと共通のコンテンツをつくれるのも特徴です。
近年では、企業がオウンドメディアとして活用する事例も増えています。
ウェビナー
オンラインで行うセミナーです。
事前に開催したものや録画したものを公開するケースもあります。
いつでも、どこからでも参加できるのがメリットです。
リアルタイム配信であれば、双方向でのやりとりも可能です。
Q&Aなどのセッションができ、セミナー担当者に聞きたいことを聞くことができます。
専門知識も身につけられるといった、ユーザーにとって満足度の高いものになります。
ホワイトペーパー
企業の商品やサービス、調査結果などをまとめた報告書です。
文字量が多く、ユーザーにより深く理解してもらえるのがメリットです。
企業の信頼度を高める効果も期待できます。
ランディングページ
企業の広告などをクリックした際、一番最初に見るページをランディングページと言います。
ユーザーが興味を持てるかどうかがかかっている、重要なコンテンツです。
電子書籍(ebook)
コンテンツマーケティングの電子書籍は、ホワイトペーパーと同じように、資料などをまとめたものを指します。
ほかでは手に入らない情報がまとめられていれば、ダウンロードをする可能性も高まるでしょう。
ペイドメディア
ペイドメディアは料金を払い、広告を通して情報を伝えるメディアを指します。
費用はかかりますが、短時間で伝えたい情報を発信できます。
検索などの行動を起こしていない不特定多数のユーザーに向けて訴求できるのが、ペイドメディアの最大のメリットでしょう。
主なものには、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のマス4媒体と、リスティング広告やSNS広告、インフィード広告といったWEB広告などがあります。
また、ニュース記事の中に自然と融合しているネイティブ広告もあります。
運用に必要な作業の流れとポイント
コンテンツ作成に必要な作業はどういったものか、どのような流れで進めるのか、といった点を把握しておきましょう。
詳細はメディアによって異なりますが、基本的な作業と流れは次のようなものです。
- キーワード選定
- 構成案をつくる
- 記事を書く
- 画像を用意する
- 編集
- 記事を公開する
- 分析
キーワード選定はSEO対策においても重要
キーワードはコンテンツのテーマや構造、ターゲットを絞るためにも重要なもので、良質なコンテンツを作成するうえで必要不可欠なものです。
キーワードの選定は、
- 関連するキーワードを出す
- 複合キーワードと月間検索ボリュームを確認
- キーワードを選ぶ
といった流れで決めていくのが一般的です。
検索数が多いキーワードを選ぶと、その分競合も多くなります。
発信者に合わせ検索数の多さだけではなく市場での需要の高さ、発信者の特徴や強みも合わせて検討しましょう。
コンテンツに合った文字数で記事を書く
文字数が多いほど情報量も多くなりますが、コンテンツやニーズによっては文字ばかりの記事は最初から読まないこともあります。
ニーズに合わせた文字数で、ポイントをおさえて記事を書くことが必要です。
改行や段落など、レイアウトにも配慮しましょう。
パソコンで見るのか、スマートフォンで見るのか、デバイスを意識したレイアウトや文字数であることも大切です。
なお、アドテクニカではCMS「FREE CODE(フリーコード)」を提供しています。
レスポンシブデザインに対応しているのはもちろん、見やすさにこだわった機能を豊富にご用意しております。
機能の詳細につきましては、以下ページをご参考ください。
目標記事数は15~20
配信する記事数はジャンルや目的にもよりますが、1ヵ月で15~20記事を目安にしましょう。
タイミングや需要に合わせた記事を限りなく配信できれば、成果にもつながりやすいのですが、スタッフの人数によっては限界があります。
数ばかり気にすると記事の質が落ちてしまうことがあります。
スタッフの数や満足できるクオリティの記事を配信するためにも、多くても20記事程度を目指しましょう。
質にこだわりすぎて運用できないと意味がありません。
運用し始めたばかりは、ある程度のレベルで公開に踏み切った方がよいでしょう。
画像や動画でわかりやすく
テキストばかりでは伝わりにくいことが多いものです。
わかりやすいコンテンツにするためにも、画像や動画は積極的に入れていきましょう。
画像や動画は直接的に情報を伝えられるものです。
ユーザーが理解しやすいコンテンツを作成しましょう。
興味を引かせるタイトル作成がポイント
記事を読んでもらうには、タイトルがポイントとなります。
ユーザーはタイトルから自分の求めているコンテンツかどうかを判断し、読むか、読まないかを決めるからです。
タイトルにおいて重要なのは、そのコンテンツがユーザーが求めている内容であることをわかってもらうことです。
コンテンツが誰に向けたものか、読むことで何がわかるか、読後どのようなメリットがあるか、がストレートに伝わるタイトルを意識して作成しましょう。
必要があればリライトをする
間違いがある場合はもちろん、情報が古い、検索上位に表示されない、わかりにくいといった記事は、リライトをしましょう。
検索順位に満足できない記事であるなら、なぜなのか理由を分析することも必要です。
必ず分析をする
運用後の分析は欠かせません。
成果が上がらない場合も、満足した結果が得られたとしても、分析をすることが必要です。
どのような結果になったとしても、理由を分析し把握することで、より目的に合ったコンテンツ作成ができるでしょう。
新しいコンテンツ作成の材料にもなります。
コンテンツの分析で用いられるのがKPI(重要業績評価指標)です。
コンテンツの種類や目的に適したKPIを設定し、今後の目標設定、コンテンツの改善をしていきます。
主な設定例には次のようなものがあります。
- プレビュー数:閲覧されたページの総数
- セッション数:ユーザーの訪問回数
- 滞在時間:閲覧時間
- UU数:特定の期間にページを訪問したユーザーの数
- SNSシェア数:FacebookやTwitterなどで拡散された数
- 問い合わせ数:問い合わせをしてきた数
- スクロール率:ページのどこまで閲覧したかを測定
- 回遊率:1度の訪問で何ページを閲覧したかの指標
- リテンション率:一定期間内に再度訪問した割合
このような指標を設定し、達成率を把握するとともに改善点を見つけていきます。
コンテンツマーケティングの運用で成果を上げるポイント
コンテンツマーケティングの運用で成果を上げるには、重要なポイントがあります。
どのようなことが大切なのか、解説します。
運用チームをつくる
コンテンツマーケティングの運用は、作業量も多くやるべきことが数多くあります。
しかも、継続していかなければなりません。
成果を上げるためには、運用チームなどの体制が必要です。
コンテンツ制作者のほか、編集者やマーケティング担当者などの運用スタッフでチームをつくり、それぞれ役割分担をしましょう。
全体を包括する編集責任者も必要です。
予算の問題はありますが、専門的な分野は外注するという方法もあります。
キーワード選定を含むSEO対策関連や分析関連、イラストや動画制作などを外注すれば、本来の業務に集中できるでしょう。
ツールを活用する
コンテンツの作成やマーケティングなど、作業を効率化するツールの活用もおすすめです。
それぞれの目的におすすめのツールを紹介していきます。
Keywordmap
単語やキーワードを詳しく分析できるツールです。
キーワード選定やSEO対策分析ができ、コンテンツの設計に役立つでしょう。
MIERUCA
SEO対策におすすめのツールです。
コンバージョンできるキーワードの抽出、ヒートマップ機能でのユーザー行動を可視化でき、現状における改善点などを提案してくれます。
cloud cmo
集客を目的としたサイト構築におすすめです。
アクセス数の向上、見込み客の獲得のサポートのほか、ブログ作成や編集機能なども搭載しています。
長期的運用を目指す
コンテンツマーケティングは、運用を始めてすぐに成果が現れるとは限りません。
成果を出すには、長期的な運用が必要です。
特に最初は作業も多く、迷いながら進めなければならないこともあるでしょう。
成果が出ないと、精神的負担も大きいものです。
しかし、分析し改善するということを続けていけば、変化が現れるものです。
改善の効果を確認するためにも、KPIの設定が必要です。
努力の成果が目に見えることで、高い意識を持って運用を継続していけるでしょう。
コンテンツマーケティングの運用は目的を明確にして準備を整えよう
「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
- 事業内容
- デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
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