ディスクリプションのSEO効果とは?文字数や書き方を紹介
2021/10/05
サイトを作る方であれば、誰でも「ディスクリプション」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
しかし、その意味や役割を正確に理解できていない方は意外と少ないかもしれません。
この記事では、ディスクリプションの役割や適切な文字数などを紹介します。
SEO効果はあるのかなど含め解説するのでぜひご参考ください。
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ディスクリプションとは?
ディスクリプションは、メタディスクリプション「meta description」と呼ばれるものです。
HTMLのメタタグのひとつですが、何のために設定するのか意味を理解しておきましょう。
検索結果のタイトル下に表示される
ディスクリプションを設定すると、検索結果のタイトル下にテキスト内容が表示されます。
また、サイト名で検索すると、サイト名の下にもディスクリプションが表示されているのがわかるでしょう。
検索ユーザーは、タイトルとタイトル下にある説明文で、クリックするか判断しています。
タイトルだけでは自分が求めている内容が含まれているかわかりづらく、多くの場合ではディスクリプションも読んでいるでしょう。
また、ディスクリプションはスニペットで使用される可能性があります。
スニペットとは、検索結果でキーワードに対する答えをわかりやすく表示したものです。
「強調スニペット」は、ユーザーがサイトに訪問せず、答えが得られるようになっています。
内容によりクリック率が変わる
ディスクリプションを設定する目的は、検索結果におけるクリック率アップのためです。
ユーザーが求めている内容がディスクリプションに書かれていれば、クリックしたくなるでしょう。
Googleの公式ページにも、「正確なメタディスクリプションはクリックスルーを向上させることができる」と明記されています。
クリック率向上が期待できるのは、検索するユーザーは答えを求めているからです。
自分が求める答えがないページを見るのは、時間の無駄でしょう。
ユーザーは無駄を省き、素早く答えを求めたがっているためです。
Webページに表示はされない
ディスクリプションに記載したテキストは、Webページに表示されません。
ページ内に表示されると勘違いしないようにしましょう。
ディスクリプションは、検索エンジン向けの記述です。
検索結果に反映されるもので、Webページ内に影響しません。
ユーザーがディスクリプションを見る方法は、検索結果を見るか、WebページのHTMLを確認するやり方があります。
ディスクリプションを設定しないとどうなる?
Webサイトの運営をしていると、複数のページを保有する場合があります。
ページが多いと、すべてのページでディスクリプションの設定をするのが面倒だと感じるかもしれません。
では、ディスクリプションを設定しないとどうなってしまうのでしょうか?
コンテンツテキストから抜粋される
実は、メタディスクリプションを設定しなくても、検索結果への影響はありません。
設定がないからといって、何も表示されないことはありません。
メタディスクリプションの設定がなければ、検索エンジンがキーワードに関係する文章を本文から引っ張ってきて表示します。
ただし、あくまでも機械が自動的に抜粋する方法のため、意図しない文章が選ばれる場合があります。
クリック率低下の恐れがある
メタディスクリプションの設定がないと、勝手な文章が表示されてしまいます。
すると、ユーザーにクリックを促す文章になっておらず、クリック率低下の恐れがあるでしょう。
機械的な抜粋では、タイトルと関係ない文章になっているかもしれません。
または、断片的な内容でわかりにくいディスクリプションになっている場合があります。
あくまでもキーワードと関連した文章を引っ張っているだけで、ディスクリプションとして最適な文章にはなっていません。
だからこそ、ディスクリプションは自分で設定する必要があります。
ディスクリプションの文字数の目安
ディスクリプションの基本的な意味を理解したら、次は文字数です。
検索結果に表示される文章には文字制限があるため注意しましょう。
長すぎる文章は後半が省略されるため、パソコンとスマートフォン別に最適な文字数に調節するようにしてください。
パソコンは120文字前後
パソコンの検索結果に表示される文字数は、120文字前後です。
画面が広いためメタディスクリプションの表示枠が広く、120~130文字くらいまで表示されます。
状況によっては最大150文字まで表示されることがありますが、省略されるのを避けるため120文字前後がおすすめです。
スマートフォンは50~90文字前後
スマートフォンの場合は、ディスクリプションの文字数は50~90文字前後です。
パソコンより画面が狭いため、表示される文字数は少なくなります。
ただし、スマホの機種によっても表示される文字数が異なります。
画面が大きいスマホの場合は、90文字前後表示される場合があるようです。
どの機種によっても省略されず表示されるよう、50~70文字程度がおすすめです。
文字数をオーバーすると省略される
長すぎるディスクリプションは、後半部分が省略されて表示されません。
検索結果では、省略された部分が「…」のような表示内容になっています。
どのくらいの文字数で表示されるかは、検索方法や検索エンジンでも異なります。
全文表示されるようにするため、ディスクリプションの文字数は多すぎないように調節してください。
ディスクリプションのSEO効果について
ディスクリプションは検索エンジンのものだと説明しましたが、ではSEO効果はあるのでしょうか。
Webサイトを運営するなら、検索エンジン対策が気になるでしょう。
SEO効果が期待できるなら、ディスクリプションは積極的に設定したほうがいいと考えるはずです。
直接的なSEO効果はない
実は、メタディスクリプションを設定しても、直接的なSEO効果はありません。
Googleの公式サイトにもメタディスクリプションは、「検索結果内のランキングには影響しません」と明言しています。
ディスクリプションは、あくまでも検索エンジンにページの内容を伝えるためだと考えてください。
特定のキーワードをディスクリプションに含めたからといって、検索結果で上位表示されるわけではありません。
SEOの評価は複数あり、特定の要素だけが重視されることはありません。
ユーザー満足度アップで上位表示されやすい
ディスクリプションに直接的なSEO効果はないと説明しましたが、間接的なSEO効果は期待できます。
間接的な効果とは、ユーザー満足度が高まる結果です。
たとえば、特定のキーワードに対しユーザーが欲しい情報がディスクリプションに含まれれば、クリック率がアップしやすいでしょう。
多くの人がページを訪れて、満足した結果となればSEOで評価されます。
SEOでは、ユーザーが答えを得られて行動に移せることが重要です。
ディスクリプションがSEOで有利になることはありませんが、訪問者の満足度が高いページなら間接的なSEO効果はあります。
検索エンジンがキーワードを拾ってくれる可能性も
検索結果のタイトル下のテキストは、検索したキーワードが太文字になり強調されます。
すると、ユーザーの注目を引くことができます。
あくまでもユーザーの注目を引くためで、SEO効果を狙うわけではありません。
Webページで狙ったキーワードがあるなら、ディスクリプションに含めてください。
また、メインキーワードだけでなく、関連キーワードも含める方法も効果的です。
キーワードの羅列はNGですが、本文に関連するキーワードを含めるのは問題ありません。
関連キーワードは、サジェストキーワードを参考にする方法があります。
サジェストキーワードとは、「キーワード+スペース」で表示されるキーワードのことです。
合わせて検索されているキーワードのため、関連性が高いと判断できます。
ディスクリプションの書き方
ディスクリプションはCTRに影響するため、クリックされやすい内容にしましょう。
どのような書き方にするべきなのか、以下の項目を参考にしてください。
ユーザーが求める答えがあると知らせる
ディスクリプションの内容には、ユーザーに答えがあると知らせるようにします。
ユーザーは自分が知りたかった内容が含まれているとわかれば、クリックしてくれるはずです。
答えを含めるためには、検索ユーザーの気持ちを理解する必要があるでしょう。
キーワードに対する検索意図を考えながら、本文とディスクリプションの内容を決定してください。
また、ディスクリプションは競合記事との差別化を図る方法もおすすめです。
実際にキーワードで検索してみて、上位サイトのディスクリプションとは違う目線の訴求方法だと、ユーザーの目につきやすくなります。
明確なターゲットに向けて書く
ディスクリプションに明確なターゲットが含まれると、ユーザーは自分事にできます。
ページの内容が誰に向けて書かれているものか考えながら、ディスクリプションにも含めるようにしましょう。
ユーザーを明確にする理由は、たくさんの人に呼び掛けても反応率が低くなるためです。
一方で、「眼鏡をかけた40代のサラリーマン男性」のようにターゲットを絞り込むと、自分のために書かれているように感じられます。
ディスクリプションには、初心者または上級者向けなのかや、どんなことで悩んでいる人向けなのか内容を入れるようにしてください。
メリットやベネフィットを提示する
ディスクリプションの内容には、メリットやベネフィットを含めましょう。
ページを読むメリット、ページを読んで得られるベネフィットを提示します。
メリットとは、そのページを読んでどんな理解が得られるかです。
一方で、ベネフィットは理解を得たうえでの未来の提示です。
商品であればメリットが機能、ベネフィットは良い体験というように使い分けましょう。
たとえば、「ホームページ作成」であれば、メリットは以下のようなものが考えられます。
- 簡単にホームページが作れます
- オシャレなサイトが作れます
一方でベネフィットは、次のようなものがあるでしょう。
- 運営コストを減らし集客に費用を充てられる
- サイトのファンになってもらいリピーター獲得
キーワードは前半のほうに記載する
キーワードを前半部分に記載する理由は、ユーザーに読まれやすくするためです。
SEOの効果を狙って、キーワードを前半に記載するわけではありません。
ユーザーが説明欄を読むとき、文章の前半部分に目がいきやすいからです。
前半にキーワードが含まれていれば、ユーザーは特定のキーワードに関する内容が含まれていると判断しやすいでしょう。
また、前半にキーワードを入れるのは、文字数制限の理由もあります。
重要なキーワードを後半に入れると省略されてしまい、ユーザーの目に留まる割合を減らしてしまいます。
ディスクリプションの書き方で避けたいこと
ディスクリプションを書くときは、いくつか注意したい事柄があります。
ただ文章を入れればいいわけではないため注意してください。
キーワードだけを羅列する
ディスクリプションにキーワードだけを羅列させるのはやめてください。
キーワードの羅列とは、狙ったキーワードを繰り返し表示する、キーワードのみを入れる方法です。
キーワードの羅列がNGなのは、GoogleのSEOスタートガイドにも表示があります。
また、ディスクリプションは「トマトのページです」のような簡単な文章も避けてください。
ディスクリプションはページの内容がわかりやすく伝わるようにしましょう。
商品や書籍のようなページでは、価格やメーカー名などの情報を入れることができます。
関係ない内容を記載する
ページの内容と関係がないメタディスクリプションを設定しても意味がありません。
ユーザーが役立たない情報となり、ページの離脱率が高くなってしまいます。
また、メタディスクリプションはタイトルや本文からコピー&ペーストしただけの内容も避けてください。
タイトルや本文と同じ内容だと、ユーザーが判断材料にできないためです。
ディスクリプションは文章を変えて、クリック率が高くなり、本文の内容がわかりやすくなる説明を心がけましょう。
サイトのページ全てが同じ内容
ディスクリプションは、ページごとに内容を変えてください。
機械的にディスクリプションが自動挿入される場合は、個別の内容になっているか確認しましょう。
個別のディスクリプションになっていないと、ユーザーのクリック率が下がります。
それぞれ設定するのは面倒ですが、少しの手間のため独自の文章に調節してください。
ディスクリプション自体の設定は、2~3分程度で終わるものです。
あとで変更しようとすると時間がかかるため、ページを公開する際に設定しておきましょう。
ディスクリプションの設定方法
ディスクリプションの記載は、HTMLに直接書き込む方法と、WordPressでプラグインを使う方法があります。
WebサイトがHTMLなのか、WordPressなのかによって使い分けてください。
HTMLのheadタグにソースを記述する
HTMLファイルを開くと、上から次のような構成になっています。
- タグ
ディスクリプションはSEO効果なしでも設定がおすすめ
「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
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